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株式会社ティーエーサポート
C01 予備品について
設備・機器を購入した際、予備品が付属されていることがあります。これは保証期間内等の比較的短い期間に交換が必要な部品が対象となっていることが多いようです。一方で有償の予備品がメーカーから推奨されることがあります。これらは長納期品や受注生産品のような特殊なもので、万一に備え、予備品として準備しておいた方が良いとされるもののようです。
部品損傷などで設備が稼働できないというリスクを考えれば、たとえ有償であったとしても準備しておく方が無難といえるでしょう。
ここで注意しなければいけないのは、予備品にも保証期間が設定されていることがあるということです。一般的に機器の保証期間は一年とされていますが、予備品もまた保証期間が一年となる場合があります。
例えば、予備品購入後一年半後(保証期間外)に交換する場合を考えてみましょう。交換を機器メーカーに依頼すると、断られる可能性があります。仮に交換してくれたとしても、部品が保証期間外のため、交換作業そのものが保証されない可能性があります。また交換を社内の技術者で行った場合も同様です。
このように予備品を準備していたとしても、何らかのリスクは発生します。どのような条件になるかということを予め機器メーカーに確認した上で、有償予備品を購入した方が良いでしょう。